糸かお(糸島の顔がみえる本屋さん)には、今年7月6日のクラファン開始以来、現在に至るまで本当に大勢の方々に応援をしていただいている。改めて、お一人おひとりに、心からお礼を申し上げたい。
皆さん全員の応援を本当にありがたいと思っているので、その中の特定のどなたかについて、スポットライトを当てることは控えてきた。が、今日は、敢えてその中のおひとりについて書いてみたいと思う。
それは(株)eumoの共同代表である新井和宏さんだ。ご興味ある方はぜひ、https://eumo.co.jp/をご覧いただきたい。
私なりの言葉で簡単に紹介させていただくと、『eumo』は現在の資本主義社会の行き過ぎた面を修正し、共感やサポートでつながる社会の実現に向け、通貨という側面から取り組んでいる会社である。今の社会、「なんか違うかな……」と思っても、「そういう仕組みになっているのだから仕方がない」と諦めがちだが、どう行動したらそれを少しでもあるべき姿に近づけることができるのかと考え、共同代表である新井さんご自身がリスクを取ってチャレンジしている会社だ。
私は、糸島移住の直前にeumoと新井さんに出会い、ぜひ、そのコミュニティに加わって自分も何か行動を起こすことで貢献したいと思った。そして、eumoアカデミーの通貨コース一期生として学び始め、そこで出会った同級生の影響でブックマンションを知り、糸かおを開店するにいたったのだ。
それだけでも十分に、糸かおはeumoと新井さんのおかげで誕生したと言えるのだが、話はまだそこで終わらない。クラファンを開始したところ、なんと、新井さんご自身が遠隔本棚オーナーとして参加してくださるというではないか。それを知ったときの、私の感激、嬉しさ、心強さ!!! とてもここでは表現しきれないくらい大きなものだった。
本当は、糸かおでもeumoが使えるようにしたいという密かな野望はあるものの、本棚オーナーさんによる輪番制でのお店番運営などを考えると、最初からあまり複雑なオペレーションはできない。新井さんは笑顔で「eumoがいつか使えるようになるといいね」と仰るのみでそれ以上は何もない。そして、本棚に本当はeumoでしか買えない、直筆サイン入りのご自身の著書である『お金の教科書』を並べてくださった。本当にありがたいことだ。
先日、北海道ニセコのeumoハウスに新井さんをお訪ねし、世間話の合間に、糸かおの近況を「本棚オーナーはキャンセル待ちが出るくらい大好評をいただいています」とご報告したところ、数日後、新井さんから「キャンセル待ちがいらっしゃるのなら、僕の棚はその方に譲ってください。僕はまた次の場所を応援します」とのメッセージがきた。
新井さんらしいなあ、と思った。そして、またまた心から感謝した。新井さん、今まで応援してくださった事に心から感謝します!
糸かおも、早くeumoが使えるように、オペレーションを安定させ、本棚オーナーさんとのコミュニティを育て、お客様に末永く愛されるよう、地道に一つひとつ積み上げていきますね。
<文責:株式会社まんま 代表 中村真紀>