糸島の顔がみえる本屋さん(糸かお)を1か月営業してみて

「糸かお」こと「糸島の顔がみえる本屋さん」を開店して1か月が経ち、はじめての月末締めをおこなった。なんと、9月4日から9月30日の間で、約500冊もの本が売れていた。嬉しい驚き! 1日平均、約20冊の本が売れたことになる。もちろん、開店景気、メディアの影響等、色々あることは承知だが、それにしても、これって、結構すごいことではないだろうか!

肌感覚としても、土日のみならず、平日もかなり賑わっていた印象がある。平日、店番の方の様子を見るために、ちょっと顔を出したところ、あまりに賑わっていてびっくりした

ことも1度や2度ではない。ありがたいことである。

商店街の人出の呼び水になっているという温かいお言葉もいただいた。糸かお開店の動機には、単に本屋を開店するだけではなく、商店街や糸島の活性化に貢献したいという思いもあるので、これは本当に嬉しかった。

ご近所の商店街の方々にも、声をかけていただいたり、お客様への糸かおのご紹介いただいたり、また、イベントへのお誘い等、本当によくしていただいている。改めてお礼を申し上げたい。

本棚オーナーさんの発案で、初のオーナーさんだけのイベントもおこなった。お互いの自己紹介をしたあと、20~30分間、本棚をじっくり眺める。最低1冊、本を買う。そして、買った本を紹介し合うというもの。偶然、バイクで東京から糸島にいらしていた、遠隔オーナーさんも参加され、おおいに盛り上がった。さすが、本好きのオーナーさんたち。このイベントで売れた本は、実は、当日の営業時間に売れた本より多かった。(当日も、かなり売上好調な日だったのに!)そして、何より、このイベントを発案してくださったのが、オーナーさんだというのが本当に嬉しい。

私自身、郊外に住んでいるので、糸かおに関わる前は、正直、あまり前原地区や、商店街には足を運んでいなかった。今、かなりの頻度で前原に行くようになり、その楽しさを実感している。商店街のお店を覗いて、お店番が知り合いの方だったら、ちょっと挨拶したり、おしゃべりしたりすること。歩いているときに、知り合いに声をかけられること。糸かおに顔見知りの方が顔を出してくださること。これぞ、まさに、昔ながらのご近所付き合い!「自分の居場所がある」感覚がとってもあったかい。

前原商店街、今、いい感じになってる♪ そして、まだまだ、ポテンシャルあるとも思う♪みなさんと一緒に盛り上げてゆけたらいいなと、思っている。

そして、糸かおも、開店景気がちょっと落ち着いてきた今だからこそ、オーナーさんとのつながり、本棚の充実、SNSでオーナーさんや本棚をご紹介する、お店番の方がより簡単に気楽に運営できる体制を整える等々、1か月やってわかった課題に一つひとつ、地道に取り組んでゆきたいと思う。

引き続きよろしくお願いします。

<文責:株式会社まんま 代表 中村真紀>