糸島の顔がみえる本屋さんをやっていて嬉しく思うこと

「糸かお(糸島の顔がみえる本屋さん)」をやっていて嬉しく思うことは、例えばこんなことだ。

11月のある日曜日、私は近所でやっていたイベントに参加した。そこで、たまたま隣に座った方から、突然、「あの、糸かおを運営している方ですか?」と声をかけられた。なんでもその方は、新聞やテレビを見て、福岡市内から、糸かおに来てくださったことがあるという。糸かおのある筑前前原からは、電車で1本、20分くらいのところにお住まいらしいが、それまで、前原商店街には1度も来たことがなかったそうだ。

糸かおについても、「個性のある本棚で、思いもかけない本に出会えるのがとても面白い」と言ってくださり、これは、まさに私達の意図が伝わっていると思えるコメントでとても嬉しかった。そして、それ以上に嬉しかったのは、糸かおでお店番をしていた方から、前原商店街の面白いお店を紹介してもらい、そこも訪ねてくださったと聞いたことだ。

私も参加した、今回のイベントを知ったのも、その面白いお店のひとつで、糸かおの本棚オーナーさんがやっている「のどカフェ」さんを訪ねたからだそう。のどカフェさん主催のイベントに何度も参加しているとのこと。同じく本棚オーナーさんんのたい焼き屋さんにも、本棚を見て興味を持って行ってすっかりファンになった、ともいう。それ以外にも、商店街の素敵な雑貨屋さんや、文房具屋さんなども楽しんでくださっているという。

そして、ついにその日は、筑前前原を超えて、更に唐津寄りの我が家の最寄り駅まで来てくださっているのだ!

たった一人かもしれないけれど、糸かおをきっかけに、前原商店街や糸島に縁を感じ、好きになってくれた方がいる。こんなに嬉しいことがあるだろうか!

こんな素敵な話に遭遇すると、糸かおを始めて良かったと心から思える。明日は、苦手な月〆の作業があるが、モチベーションをあげて乗り切ろうと自らに誓う私です。

引き続きよろしくお願いします。

<文責:株式会社まんま 代表 中村真紀>