糸かお(糸島の顔がみえる本屋さん) -ニス塗りワークショップ

8月21日(土)9時から、糸かお(糸島の顔がみえる本屋さん)店内の、本棚のニス塗りワークショップをおこなった。本棚オーナーさん限定でお声がけしたところ、当日、オーナーさんとご家族合わせて19名の方々が、参加したり、顔を出したりしてくださった。

私、中村真紀には、図工、美術、家庭科やらの手先の器用さが求められる作業については、子供のころから苦手意識がある。よって、DIYなども全くしないので、ニスを塗ること自体が初めての経験で、正直、運営側なのに戦力にならないどころか、足を引っ張ったらどうしようと不安で一杯だった。

そんな事情もあり、このワークショップの発案も準備も、一緒に運営をしている大堂さんのリーダーシップのもと実現することができた。大堂さんからは、『オスモ』という有害な化学物質を一切含まず、食品と同じレベルの高い安全性がある小さなお子さんにも安心な、扱いやすいニスを使うと良いとアドバイスをいただき、同時に同商品の調達もしてくださった。私がやったことといえば、当日、飲み物、紙コップ、キッチンペーパーなどを買って持ち込んだことと、途中で足りなくなったニスをビバホームまで買いにいったことくらい。あとは、脚立や扇風機を『糸ラボ』という大堂さんが運営し、私も入居しているシェアハウスから運んだり、ワークショップに参加してニスを塗ったりしたことくらいである^^;。

「大堂さん、ありがとう!」と、ここでこっそり感謝を伝えます。

さてさて、土曜の朝からなのに、時間通りに既に6-7名が集まってくださった。みなさん、やる気まんまんだ。思いがけなかったのは、始球式ならぬ、『始塗り式』をやってくださいといわれ、最初に私がみなさんの前でニスを塗る大役を仰せつかったことだ。やったことがないから、見本がなければできない、といっていたのにもかかわらず…… 「やるしかない!」が、やってみたら、案外簡単で面白かった。

私以外にも、ニス塗りは初めてという方もかなりいて、正直ほっとした。一方、慣れていらっしゃる方もたくさんおり、自主的、積極的に色々仕切ってくださった。こういう場面においては、必ず自然にリーダーシップを発揮する方が出てくる。素敵な現象だ。私は当然、フォロワー側である。

さて、私を筆頭にニス塗り初心者組は、どうしても厚塗りになってしまうようだ。大堂さんは厳密に必要量を見積もってくださったらしいのだが、開始早々、ニスが足りなくなることが確実となった。幸い、ホームセンターのビバホームに在庫があるとわかり、ニス塗りにおいては戦力外の私が追加購入に走った。そこにあった在庫全部を購入したのだが、それら全てを使ってぎりぎり間にあうという始末。いやあ、ひやひやする、けど、こういうのってホントに楽しい!

用事があって途中で抜ける、途中から参加する、顔だけ出してくださる方、参加は難しいからと差し入れをくださる方もいた。そして、ワークショップの流れで、今後の段取りの説明や、みなさんからの質問などもいただくことができ、最後は全員で記念撮影をして良い感じに終了。

初対面の本棚オーナーさん同士でも色々、話しが盛り上がっているようだった。終了後、ご近所の文房具屋『小富士』さんに顔を出したら、本棚オーナーさん方が買い物によったらしく賑わっていた。はす向かいの商店のオーナーさんも、「にぎやかになるからありがたいよ」とおっしゃってくださった。他にもご近所の本棚オーナーさんが、先日、差し入れをしてくださった。開店後もこんな風に、筑前前原商店街のみなさんと交流したり、商店街の活気に貢献できたりしたらいいなと思った。

いよいよ「糸島の顔がみえる本屋さん」が、9月4日(土)正午に開店する。私のわくわくは、更に大きくなっている。

▶▶campfireへのリンク「本棚のシェア・コミュニティ」から、糸島の中心商店街の文化と活気に貢献する!

<文責:株式会社まんま 代表 中村真紀>