「ラヂオいとしま」はじまるよ

4月1日から、「みんなのための みんなによる みんなのラヂオ」をコンセプトに、作り手のみんなが「無理のないように、そして、楽しく」をモットーにした、糸島人有志と、九州大学生のコラボで創るラヂオ、「ラヂオいとしま」がはじまります。

ラヂオいとしま公式サイト

昨年半ばから、準備が進められていたとお伺いしていますが、お声がけをいただき、私も年明けからお仲間に加えていただきました。

当初は月1回、準備が佳境に入ってからはほぼ毎週、筑前前原のオープンコミュニティスペース「みんなの」に集まっての会議。多様なバックグラウンドを持つ「糸島人」と、九州大学のまちづくりサークルiTOPのメンバーが膝をつきあわせ、みんな手弁当ながら、番組編成や、ロゴや、プレスリリースについて、熱くディスカッションしてきた結果のローンチ。やっぱり感慨があります。

そして、約1か月前からは「みんなの」の休館日が収録日。私は数週続けて、昼過ぎから「みんなの」に入り浸って、収録したり、別の打ち合わせをしたりしながら、18時からの定例ミーティングにも出ていました。ここで、なんか、ぐっと、九大生含むメンバーとの距離がぐっと縮まった感じがあります。

なんというか、昔、部活の「部室」にずっと入り浸っている感じ、とでもいうのでしょうか?メンバーが出入りしながら、収録したり、打ち合わせしたり。自分が絡んでいるときもあるし、絡んでないときもある。絡んでないときも、なんか、収録している音とか、打ち合わせの声とかが聞こえてきて。それぞれのメンバーがどんな人なのか、への理解が深まる。

それから、心が熱くなったのが、ロゴや、ジングルや、プレスリリースを完全ボランティアで作ってくださったプロの仲間たちの熱意ですね。ボランティアとは思えない完成度。何より想いがこもっている。たとえば、ロゴ。一旦数案持ってきてくれて、それも十分完成度が高かったし、感謝しかないのですが。ご自分で納得できないっていって、数案を完全に作り変えていらっしゃったのにはびっくりしました。その方のプロ魂をみた想いで、心動かされました。たまたま、ロゴのことを具体的に書きましたが、尊敬の念と感動を感じたのは、ジングルも、プレスリリースも同様です。

それから九大生のサポート。テクノロジーに弱い(方ばかりではないと思いますが、少なくとも私は)、おじさん、おばさんを相手に粘り強く、色々教えてくださりました。私個人では、iPhoneで録音したインタビューと別に録音した、スタートの音声と締めの音声をつなぎあわせなくてはならなくて、どうしていいかわからなかったのを、丁寧に九大生に教えてもらって(彼らも知っていたわけじゃなくて、いろいろ検索して調べてくれて)、本当に感謝。

こんな数々の経験を通して仲間への尊敬が深まると、プロジェクトへの愛も深まるんだなあ、とういことを、身体でしっかり感じました。

そして、番組づくりも本当に、ドキドキするけど、楽しい。面白いお店の第1回目の取材では、私の大好きなお店(というか、これから取り上げるのはどれも、私の大好きなお店)を取り上げたのですが。今までお客としてお伺いしていたときより、もっともっと深い会話ができて、そのオーナーシェフの考えや、歴史をより深く理解できて、本当に嬉しかった。収録サポートで同席してくれていた、九大生も、話しが進むにつれ、目がきらきらしてきて、最後には、「本当に面白い話だった。このお店来てみたくなった」と言ってくれて。そして、早速、4月中旬に一緒にお店に行くことになって、なんていうのも、嬉しいエピソード。

足掛け約5年、毎月、糸島に通っていた私ですが、「移住」したならば、そのときとは、違う関わり方、もっと深い関わり方をしたいと思っていました。この「ラヂオいとしま」はひとつのよいきっかけを与えてくれたなあ、と思って、感謝です。

みなさんも、よろしかったら、ぜひ「ラヂオいとしま」聴いてみて、感想、教えてください!

あぁ楽しい!

<文責:株式会社まんま 中村真紀>